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靴クリーニング 香水のにおい

靴クリーニング

靴クリーニングの専門店をやっていますと、日々色々な靴たちがやってきます。

 

「この靴はクリーニングでなんとかなりますか?」

 

うぉぉっ!

一瞬で店内に、強烈な香水のにおいが充満しました……。

 

茶色のスエードのブーツの足首から下の部分がどす黒く変色していますよ。

 

「香水をブーツにこぼしてしまって……」

 

どーみても……コレはそうですよねぇ~

 

皮革の組織構造というのは、水分や油脂分を閉じ込めて保持するように出来ているんですよ。

 

じゃないと、柔らかな風合いが保てずに乾燥して、革が干物みたいに干からびちゃいますからねぇ。

 

んで、香水の主成分は油分なんです。

つまり、皮革から油分を抜き出すのは非常に困難なのです。

 

同じような状況に、靴に灯油をこぼしてしまうというのもありますね。

 

クリーニング屋さんの常識なのですが……。

汚れには水性の汚れ・油性の汚れ・不溶性の汚れという三種類に分類します。

 

水性の汚れは水に溶けるので、水で洗います。

水性の汚れを油では溶かすことはできませんからね。

 

油性の汚れは油に溶けるので、油で洗います。

油性の汚れを水で溶かすことはできませんからね。

 

今回のような油性の汚れは、石油系の油で処理しなければならないのですが……

 

石油系の薬剤で皮革を洗うと、皮革の持つ油分も抜けてしまいます。

 

油分の抜けた皮革は、パサパサになった干物みたいなものですからねぇ。

それでは意味がありませんよね。

 

なので特殊な洗剤と洗浄方法で、皮革にダメージを与えないように処理をします。

 

が、強烈な香水のニオイを完全に取り除くことは不可能です。

さらに油分で変色した部分を完全に元に戻すことも不可能です。

 

という2点をお客様にご了解をいただきましたので、出来るだけ戦ってみます。

 

かーなーり 苦労しましたけど……

なんとかなったかな?

 

やれやれだぜぇ!

 

 

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