
いつもいつも靴クリーニングの記事ばかり書いていますから
今回はハイヒールの豆知識でも書きます。
16世紀当時のフランスは、今でも信じられませんが「ガーディ・ロー」(水を撒くぞ!)と叫んで
家庭の汚物(糞尿)を窓から道に捨てていたんだそうです。
建物の下を歩いていたら、突然上から汚物が降ってくる!
そりゃぁ大惨事ですよねぇ(笑)
通行人は「ウハド・ヤ・ハン!」(ちょっと待ってくれぇ)って叫んでいたそうです。
当時の道路は糞尿だらけで、もの凄い悪臭が漂っていたんでしょうねぇ。
……想像したくねぇ~
今はオシャレなシャンゼリゼ通りですけど……
当時はみんなから「トイレ通り」って呼ばれていたんですって(笑)
現代では女性と歩くときにはマナーとして
男性は危険な車道側を歩き、女性は安全な歩道側を歩かせますよね?
でも、当時は空から汚物が降り注いでくるんです。
だから紳士は建物側を歩いて、女性を車道側を歩かせるのがマナーだったようです。
それでも、女性のドレスの裾は糞尿まみれになってしまいます。
そのために、必要に迫られて発明されたのがハイヒールの靴なのです。
ですからこの当時のハイヒールは、靴底全体が厚底仕様だったのです。
それと、貴婦人はキレイなドレスに日傘をさす……
実はコレ、上から降ってくる汚物対策だったんですよねぇ。
んで、紳士のシルクハットも、やっぱり汚物対策です(笑)
しかし、こんなに不衛生状態の国ならば……
コレラが大流行するのはあたりまえですよねぇ。
お洒落なハイヒールが貴族達に大流行したのは
ルイ14世(肖像画)がハイヒールを履いたからです。
ではなぜ、ルイ14世はキレイなハイヒールを作らせて履いていたのか?
……それは……とっても「おチビちゃん」だったから(笑)
誰もが知っている超有名な美少女漫画「ベルサイユのばら」
……実はとってもウンチまみれの世界が舞台の美しいお話し(笑)
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