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靴クリーニング 靴底がボロボロです

靴クリーニング

 

「この靴、気に入ってるんだけど直せるかなぁ?」

 

男性のお客様が持ってきた靴は、靴底がボロボロに崩れていました。

 

あぁ……この素材はウレタンですね。

 

大昔は、靴底の素材といえば、革か天然ゴムだったのですが、色々と技術が発達した現代では様々な合成素材を使用して、靴が作られるようになっています。

 

んで、一番の問題児なのが『ウレタン樹脂』なのです。

 

確かに、ウレタン素材は軽くて、すり減り摩擦に強く、なによりもコストが安いという特徴があります。

 

しかし、寿命が極端に短いというデメリットもあるのです。

 

空気中の水分と結合することで、加水分解という劣化をしていくのです。

 

つまり、靴を履いても履かなくても、時間とともに劣化(経年劣化)していく素材なのです。

 

業界的には、ウレタン素材は製造してから、約四年で寿命が来るといわれているのです。

 

製造されてから四年ですからね? 買ってから四年じゃありませんからね?

 

工場で作られて、問屋さんに送られて、小売店で販売される。

そしてそれを消費者が購入するのです。

 

製造されてから購入するまで、いったいどのくらいの時間が経っているのか?

 

最悪の場合、ショップで売れ残って、セールで売り払う頃には、すでに四年のタイムリミットがきていることもあります。

 

買った靴が、実は寿命がきていることは珍しくないのではないでしょうか?

 

購入後、一年以内に、靴底がボロボロに崩壊して……。

「買ったばっかりなのに……」と、お店に持ち込まれることもよくあります。

 

最近は、軽いことを売り文句にしている靴も多く売られています。

 

しかし、ちゃんとした素材で、ちゃんと作ると、それなりの重さになるのです。

 

軽いということは、何かを犠牲にしなければ軽くはならないのですよ。

 

靴にも製造年月日とか、消費期限とかが、必要なんじゃないかと、私は思うのです。

 

さて、お客様のこの靴ですが、靴底以外は問題ありません。

 

ってことで、靴クリーニングでキレイに洗ってあげて、しっかりと靴みがきをして、お手入れをさせていただきました。

 

靴底は、スポンジ素材で、元の状態と同じような感じに修理しましたよ。

 

これで、ちゃんと日頃のお手入れをしてあげれば、何年でも長く履き続けることができますよ。

 

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