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靴クリーニング 折れちゃいました

靴クリーニング

 

今回は靴クリーニングのご依頼ではありませんでした。 

 

「なんだかブーツのヒールがグラグラするんですけどぉ~」

 

と、若い女性のお客様が黒いブーツを持ってのご来店です。

 

たまに、婦人靴のヒールの取り付けが甘くなってしまい、ヒールがぐらついたり、ひどい場合はヒール本体が根元から外れて取れてしまったりという事があったりします。

 

ご存知でしょうか?

 

婦人靴のヒールって、釘やビスで靴本体に取り付けているのです。

 

ひどい靴だと高い金額で販売しているくせに、中敷きを剥がしてみると、たった3本の小さな釘だけでヒールを取り付けてあったりします。

 

もっと最悪な状態ですと、その釘ですらヒール本体に刺さっていないとか、とどいていないとか……。

 

ヒール部分って、歩行によって何十トンもの負荷がかかるのにですよ?

 

マジで、なんじゃこりゃぁ!って感じです。

 

で、今回もヒールの取り付けが甘くなってぐらついているのか?

 

と思って、ヒールに力を加えてみると……。

 

おやぁ?

 

ヒール本体部分ではなく、靴の土踏まずの部分がぐにゅって動くぞ?

 

こ、これは!

 

ヒールがぐらついているのではなく、靴が土踏まずの部分からポッキリと折れてしまっている!

 

「あっ!そうそう、駅に階段を降りていたら、靴がボキッってなったのよねぇ(笑)」

 

なるほどぉ、んじゃその時に靴が半分に折れちゃったんですね♪

 

って、笑い事じゃねぇ!

 

もしもその時にバランスを崩して階段から落ちたりしたら、一歩間違えたら大惨事になってしまうとこだったんですよ!

 

ほんと運が良かっただけですからね。

 

とりあえず直せるかどうかは、このブーツを分解してみないとわからないのでお預かりします。

 

というコトで、ヒール本体を取り外してから靴底を剥がしてみました。

 

靴の土踏まずの部分には「靴の背骨」とも言われている「シャンク」という重要な芯材が取り付けられています。

 

が……このブーツには芯材のない構造でしたよ。

 

こんなん履いていたら、靴が折れてしまうのも当然ですよねぇ。

 

とりあえず、無理矢理に靴内部に金属製のシャンクを取り付けて修理しました。

 

女性の靴って、見た目のデザインばかり優先するので、靴メーカーではなく洋服のメーカーが靴を作って売っていたりしますので、ちゃんとした靴のメーカーって少ないんですよね。

 

それでも、もう少しぐらいマシな靴を作ってあげてください。

 

靴クリーニング屋さんからのお願いでした。

 

靴クリーニングのSHOES・BOX

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06-6774-6977