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靴のお手入れはなんのため?

靴クリーニング

靴クリーニングと靴のお手入れ

 

靴屋さんで新しい靴を買う時に、ちゃんと試し履きをして大丈夫だと思って買ったはずなのに……。

 

いざ外に履いて出かけると、なんだかやっぱり少し大きかったり、逆に小さくて窮屈だったりとか、足に合わずに歩きにくいとか、靴ズレがして痛いとか……。

 

そんな経験をしたことが無い……なんて人は、世の中にはいないと思います。

 

私たち人間が使用する数多くの道具の中で、「眼鏡」と「靴」の二つだけは、極端に許容範囲がなく、自分にピッタリと合っていなければ役に立たないどころか、体に悪影響を及ぼしてしまうというシビアな道具なのです。

 

もしも、自分の足にピッタリと合った靴と出会えたならば、きっとその靴は一生ものの宝物のように感じてしまうことでしょう。

 

昔、とある国でお金持ちの男性の車が盗まれたのですが、その男性はすぐに新聞広告を出しました。

 

「盗んだ車はオマエにくれてやる!だけど車のトランクに入っている靴だけは返せ!」ってね。これは実話です。

 

車なんてまた新しく買えばいいのです。

しかし、自分の足に馴染んで履きなれた靴は世界にたった一つしかなく、二度と手に入らない唯一無二の貴重な宝物だからなのです。

 

自分の足に合って、履きやすい快適な靴に出会えたらならば、誰もができるだけ長くキレイな状態で、大切に履き続けたいと思うものでしょう。

 

そのためには定期的な靴のお手入れは絶対に必要なのです。

 

また、足元を見るという言葉がありますけど、靴はその人のひととなりが見えるものなのです。

 

キレイな服を着て、高級なバッグを持って飾っていても、靴のお手入れをしていない人って、誰かが来るときだけは部屋をキレイに見せているけど、実は押し入れやクローゼットの中に物を詰め込んでいるだで普段の状態は……。

 

そんな感じのだらしない感じの人だとわかっちゃいますよね?

 

たとえば仕事でもデートでも、相手の人が洗濯もしていない汚れた服とか、シワでヨレヨレの服や、ジャージとかスウェットなんかを着てきたら、なんだかバカにされているような失礼な気分になりますよね?

 

よく考えて下さい……。

 

お手入れもしていない汚れた靴で相手に会うということは、相手に対してとても失礼なコトなのですよ。

 

ブランドの靴だとか、ノンブランドの靴だとか、値段の高い靴だとか、安い靴だとか、そんなのは全く関係はないのです。

 

ちゃんと靴にまで手入れをしているか、手入れをしない人かなんて誰が見たってわかることなのです。

 

人って無意識に、相手の靴を見ることで判断材料の一つにしている。と言われていますから、気を付けましょう。

 

靴のお手入れなんてぜんぜん簡単なことですし、簡単なことなのです。

 

ほんのちょっとだけ、あなたを足元から支えてくれている靴に気を配ってあげるだけなのです。

 

定期的な靴クリーニングをすることで、ちゃんとした人という感じになりますよ。

 

「靴ぐらい洗っとけ!」という時代がくるといいなぁ。

 


靴クリーニング

靴のお手入れは、なんのためにするの?

 

「靴のお手入れは、なんのためにするのでしょうか?」

 

という質問をすると、多くの方が「靴を光らせるためでしょ?」と言われます。

 

残念ながら不正解です。

 

「靴のお手入れ」と「靴みがき」この二つは全然違うものなのです。

 

「靴のお手入れ」とは、革靴をキレイな状態で長持ちさせてあげることです。

 

「靴みがき」とは、単純に革靴を光らせているだけです。

 

とは言っても「靴のお手入れ」をすれば、靴が光るから「靴みがき」と同じことじゃん!

って言われてしまうので、今からその違いを詳しく説明していきたいと思います。

 

皮革製品って当たり前の話しですが、もともと生きた動物の表皮なのです。

 

生き物は自分で栄養を摂取して、新陳代謝や修復によって表皮を健康な状態に保っています。

 

しかし、レザーという製品に加工されてしまった表皮は、自分で栄養を摂取して状態を保つことは不可能です。

 

人間だって乾燥肌になるとカサカサに荒れたり、ひび割れたりして肌が痛んでしまいますよね?

 

たから乾燥状態になると、ハンドクリームを塗って栄養補給をおこないますよね?

 

では、自分で栄養を摂取できず、新陳代謝による修復もできないレザーは、乾燥肌になったりしないのか?

 

なります! ならないわけがありません!

 

栄養失調状態のままで皮革製品を酷使するから、その寿命が短くなってしまうのです。

 

乾燥肌状態のままで皮革製品を酷使するから、傷つきやすくなり汚れやすくなってしまうのです。

 

靴クリームの本当の役目は、靴を光らせてキレイにすることではなく、レザーに栄養補給をして皮革に潤いを与えるというのが仕事なのです。

 

靴クリームは、皮革に潤いと栄養を補給する成分で作られており、人がお肌にクリームや乳液で潤いを与えるのと同じことを目的としているのです。

 

もっと言うならば「新しい靴を購入したら、必ず履く前にちゃんとお手入れしてください」と言いたいです。

 

靴が製造される↓

靴の問屋へ行く↓ 

靴の小売店で販売される↓

そして、やっとあなたが靴を購入する。

 

上記の流れの中で、誰かが一度でも、靴のお手入れをしているでしょうか?

 

当たり前ですが新品の革靴は、あなたが購入するまでの間、誰からも一度もお手入れはされていません。

 

恐ろしいことに新品の靴は、買ったその時には「栄養失調状態」で「乾燥肌状態」なのです。

 

そんな栄養失調で乾燥肌状態の靴を、お手入れもしてあげないままに履いて歩く……。

 

そりゃぁ、汚れるし、傷つくし、寿命は短くなるのは当たり前というか、当然ですよね?

 

革靴には定期的なお手入れが必要だという理由がご理解いただけたでしょうか。

 

では「靴みがき」とは何でしょう?

 

大昔ですと、路上で靴をみがくというお仕事がありました。

 

最近では、靴みがき屋さんという仕事は規制されてしまい、空港やごく一部でしか靴みがき屋さんというお仕事は見られなくなってしまいましたね。

 

「靴みがき」の場合、皮革にとって一番大切である「栄養補給」という役割は全くありません。

 

革靴が光っているのは、基本的に皮革の表面に「ロウ」の膜を張ることで光らせているのです。

 

靴みがき屋さんでも、ご自分で靴みがきをする場合でも、ロウが主成分のワックスというもので、靴をみがいてあげれば革靴を光らせることができます。

 

この行為を「ポリッシュ」と呼びます。

 

当然ですが、ワックスを使用して革靴を光らせるだけでは、皮革は栄養失調になって劣化してしまい、その寿命が短くなってしまいます。

 

やっぱり、靴みがきで靴を光らせるのではなく、きちんと靴のお手入れをしてあげながら、キレイに靴を磨いてあげましょう。

 

私たちが「靴のクリーニング」という新しいサービスを作り出すまでは、靴のお手入れというのは、靴の表面だけしかできなかったのです。

 

「靴のクリーニング」によって、靴の内部にまでお手入れをすることが出来るようになりました。

 

たまには靴も洗ってあげて、さっぱりとキレイにしてあげてください。

 

プロが靴クリーニングで、お手入れをしてあげると、あなたの靴が長持ちしますからね。